2026.08.19

児童発達支援と放課後等デイサービスの違い|自己負担額も解説

子供の発達支援について調べていると、「児童発達支援」と「放課後等デイサービス」という似た2つの言葉が出てきて、違いが分かりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。Athleticでは実際にこの2つのサービスを両方運営しており、日々多くの保護者様からこの違いや料金についてご質問をいただきます。この記事では、現場での実際のやり取りも踏まえながら、両者の違いと自己負担額の仕組みを整理します。

児童発達支援は、主に未就学児(0歳〜小学校入学前)を対象とした発達支援サービスです。集団生活への適応や基本的な生活動作の習得など、就学前の発達を支えることを目的としています。

放課後等デイサービスは、小学生から高校生までの就学中の子供を対象とした発達支援サービスです。学校の放課後や長期休暇中に利用し、学校・家庭以外の「サードプレイス」としての役割も担います。

対象年齢
児童発達支援は未就学児、放課後等デイサービスは就学中の児童生徒(小学生〜高校生)が対象です。

利用のタイミング
児童発達支援は主に平日日中、※(Athleticでは放課後等デイサービスと同サービス提供時間)放課後等デイサービスは学校の放課後や学校休業日(土曜・長期休暇など)に利用します。

支援の目的
児童発達支援は集団生活への準備や基本的な発達支援が中心、放課後等デイサービスは学校生活を送る子供の自立支援や居場所づくりが中心になります。

利用開始のきっかけ
どちらも通所受給者証の取得が必要ですが、児童発達支援は就学前の早い段階から、放課後等デイサービスは就学後に利用を検討し始めるご家庭が多い傾向があります。

※(Athleticでは放課後等デイサービスと同サービス提供時間)

児童発達支援・放課後等デイサービスともに、利用料金の9割を国と自治体が負担し、家庭の自己負担は原則1割です。ただし、実際にはほとんどのご家庭で「月額の負担上限額」が適用されるため、上限を超えて支払うことはありません。

負担上限月額(世帯所得に応じた4区分)

  • 生活保護受給世帯:0円
  • 市町村民税非課税世帯:0円
  • 市町村民税課税世帯(所得割28万円未満、目安として世帯収入約890万円以下):4,600円
  • 上記以外の世帯(世帯収入約890万円超):37,200円

例えば、1回あたりの利用者負担額が1,000円のご家庭が月20回利用した場合、1割負担分は20,000円になりますが、負担上限月額が4,600円の区分であれば、実際の支払いは4,600円までで済みます。

一方で、利用回数が少なく1割負担の合計額が上限額を下回る場合は、上限額ではなく実際にかかった金額のみを支払います。例えば同じ1回1,000円のご家庭が月3回の利用であれば、1割負担分は3,000円となり、上限額(4,600円)を下回っているため、支払いはそのまま3,000円になります。

つまり、負担上限月額は「これ以上は支払わなくてよい」という上限を示すものであり、利用回数が少ない月は、実際にかかった費用分だけの負担で済みます。

上限額とは別にかかる実費
おやつ代、教材費、行事費など、サービス提供の対価とは別に実費として請求される費用があります。これらは負担上限額の対象外になるため、施設ごとの実費項目も事前に確認しておくと安心です。

兄弟で利用する場合
兄弟姉妹で同時に利用する場合、世帯の負担上限額の合算方法や軽減措置は自治体によって異なることがあります。詳しくはお住まいの自治体の窓口にご確認ください。

自治体によって異なる場合も
所得制限の扱いや軽減措置は自治体ごとに独自の基準を設けている場合があります。正確な金額や条件は、お住まいの市区町村の窓口で確認することをおすすめします。

Athleticを実際に運営する中で、次のようなご質問を保護者様から特に多くいただきます。

「小学校に上がったら、また一から手続きが必要ですか?」
はい。小学校入学のタイミングで、利用するサービスが児童発達支援から放課後等デイサービスに変わるため、受給者証の切り替え手続きが必要になります。多くの自治体では年長児の冬頃に案内が届きますので、早めに動いておくと安心です。

「未就学児だけど、上の兄弟と同じ時間帯に利用したい」
集団活動が可能な未就学のお子さんについては、児童発達支援の枠組みの中で、放課後等デイサービスと同様の時間帯にサービスを提供できる場合があります。Athleticでも、兄弟児でのご利用に合わせてこうした対応を行っています。

未就学児でも放課後等デイサービス相当のサービスを利用できる場合も

前述の通り、施設によっては集団活動が可能な小学生から本格的に利用予定の子供や、兄弟児での利用のために、未就学児でも児童発達支援の枠組みでサービスを利用できる場合があります。この場合、提供される時間帯は放課後等デイサービスと同様になることが一般的です。

Athleticでは、北九州市八幡東区前田にて、児童発達支援と放課後等デイサービスの両方をご利用いただけます。児童発達支援は、集団活動が可能な小学生から本格的に利用予定の子供たちや、兄弟児でのご利用の方に多くご利用いただいています。放課後等デイサービスは、集団活動が可能な小学1年生から6年生の子供たちが利用しており、男女比はおおよそ7対3です。

運動・調理体験・自然体験を通じて、それぞれのサービスの目的に沿いながら、子供たち一人ひとりの「できた」を積み重ねられる環境づくりを行っています。料金や自己負担額について不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。

児童発達支援と放課後等デイサービスは、対象年齢と利用のタイミングが主な違いです。自己負担額は原則1割ですが、世帯所得に応じた月額上限(0円・4,600円・37,200円)が設けられており、利用回数が少ない月は上限額を下回った実費分のみの負担で済みます。小学校入学時には手続きの切り替えが必要になる点、施設によっては未就学児でも放デイ相当の時間帯で利用できる点も含め、迷う場合はお子さんの年齢や状況を踏まえて施設に相談してみることをおすすめします。

記事情報
執筆・監修:Athletic(北九州市八幡東区 児童発達支援・放課後等デイサービス)
最終更新日:2026年8月19日

お子さまの発達で気になることはありませんか?

Athleticでは見学・体験を随時受け付けております。
専門スタッフがお子さま一人ひとりに寄り添いますので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら